三味線
三刀流

プロフィール 椿紅静月/松浪千静/豊澤住静

バンド活動をしていた高校生の頃に、偶然出会った津軽三味線に魅了され、学生時代に転向。津軽三味線を高橋静山・静女の両師に師事。1998年より演奏活動を始める。
津軽三味線弾き唄いを得意とし、レパートリーは民謡、歌謡曲、オペラ、オリジナルまで多岐にわたる。
2001年、和楽器ユニット「響喜」結成。
2006年より「万響(mayula)」の名前で演奏活動を行なう。
2007-10年、アートユニット「EN」に参加、舞踊・演劇・書・和楽器のコラボレーション作品を制作。
その経験から、他の三味線音楽への関心が高まり、地歌・上方唄を松浪千壽、義太夫三味線を豊澤住輔の各師に師事。津軽三味線の枠を超えて”三味線”の可能性を追求しながら、様々なジャンルのパフォーマーとも共演を重ねる。
2011年の東日本大震災以降、東北民謡と改めて向き合い、2016年から被災地での演奏活動を継続。
2017年、上方唄松浪流師範となり、以降、松浪千静の名前で活動。
同年、義太夫三味線で豊澤住静を名乗り、2018年に国立文楽劇場小ホールで初舞台。
古典の舞台にも出演しながら、ライブハウスなどでも積極的に演奏し、「三味線と出会うきっかけ」づくりに力を注いでいる。
令和元年を機に、津軽三味線の演奏では「椿紅静月」を名乗る。
津軽三味線+唄
唄と三味線は分業の津軽三味線界の常識を無視し、民謡もポップスもオペラもオリジナルも、好きな唄は何でも三味線で弾き語り、和楽器も民族音楽も身体表現も、面白そうなら場所を選ばず何でもセッション。津軽三味線の王道ともいえる〈叩き〉や〈早弾き〉よりも、音色やアレンジにこだわり、津軽三味線を使った自由な表現を展開するアウトサイダー。
地歌・上方唄
学生時代に邦楽部を見学に行ったときには、「私がやりたい三味線はこれじゃない!」と言っていた地歌三絃。アートユニットENで舞台作品の音楽を担当し、自分の引き出しを増やしたいと思っていたときに、澤千左子(松浪千壽)師に出会い、2008年に入門。2017年、上方唄松浪流師範。舞扇会(国立文楽劇場)、舞の会(国立劇場)、道頓堀川面舞台、NHKラジオ「邦楽のひととき」等に出演。
義太夫三味線
文楽の三味線に昔から興味があり、あの撥音はどうしたら出せるんだろう、などと思いながらいつも見ていました。アートユニットENで舞台作品の音楽を担当し、物語を描く義太夫三味線の力を改めて感じていたとき、縁あって豊澤住輔師に入門(2009年)。2017年、豊澤住静を名乗り、2018年、第二回瑠璃の会(国立文楽劇場小ホール)で初舞台。
<これまでの主な出演>
2024
◆藤爽会(国立文楽劇場)
◆女流義太夫演奏会 第八回瑠璃の会(国立文楽劇場・小ホール)
■伝音ライブ!#02 津軽三味線いまむかし(京都市立芸術大学)
■東北の音と糸(吹田・亥の子谷コミュニティセンター)
◆幸志郎舞踊の会(国立文楽劇場)
◆双寿会(祇園甲部歌舞練場)
■津軽三味線と箏のコラボレーション(吹田・吹六地区公民館)
●千静のうた絵巻 vol.4-いまひとたびの(大阪・並木座)
■神戸大学のじぎく会(神戸大学)
■岡崎ワールドミュージックフェスティバルmini(京都・ロームスクエア)
◆パナクティで聴く娘義太夫(奈良・スペースパナクティ)
●■公開講座「三味線・箏・尺八〜中国発祥の楽器・日本での発展」(京都市立芸術大学)
■Japanese Traditional Music Live(京都・BAR ONE LOVE)
◆曙會(祇園甲部歌舞練場)
●千静のうた絵巻 vol.5-クリスマス・キャロル(大阪・並木座)
2023
◆女流義太夫演奏会 第七回瑠璃の会(国立文楽劇場小ホール)
■東北の音と糸(吹田市・山田コミュニティスペース)
●千静のうた絵巻vol.1-道成寺(大阪・並木座)
●千静のうた絵巻vol.2-月と六ペンス(大阪・並木座)
■岡崎ワールドミュージックフェスタ2023
◆藤間良太郎の会(国立文楽劇場)
◆娘義太夫豊澤住造一門の会第5回・乙女文楽と娘義太夫の会(国立文楽劇場小ホール)
■西陣TABI(京都・天Q、蔵)
●千静のうた絵巻vol.3-ゆきおんな(大阪・並木座)
2022
◆女流義太夫演奏会 第六回瑠璃の会(国立文楽劇場・小ホール)
■ようこそ☆ひびきっずランド(キッズプラザ大阪)
●舞扇会(国立文楽劇場)
◆JOGI LIVE!(大阪・千日亭)
■梅小路ハイライン
◆古今東西弦MEETING(京都GATTACA)
■かわうそライブ(尼崎・カフェかわうそ)
◆一扇会(国立文楽劇場)
■岡崎ワールドミュージックフェスタ
◆第4回娘義太夫豊澤住造一門の会(大阪・高津宮)
2021
◆女流義太夫演奏会 第五回瑠璃の会(国立文楽劇場小ホール)
●西川千景邦舞勉強会(京都府立文化芸術会館)
■ことことコンサート ミニvol.2(和歌山・創cafe)
●小手川望監督映画『どっこいしょ』出演
◆女流義太夫勉強会 第五回栞呂会(大阪・千日亭)
◆パナクティで聴く娘義太夫vol.2(奈良・スペースパナクティ)
●舞扇会(国立文楽劇場)
●上方伝統芸能ナイト(大阪・山本能楽堂)
◆万葉からの祈りコンサートvol.2(奈良・等彌神社)
●双葉会(大阪・山本能楽堂)
●千景の会(京都・くろちく)
◆第3回娘義太夫豊澤住造一門の会(大阪・高津宮)
2020
◆女流義太夫演奏会 第四回瑠璃の会(国立文楽劇場小ホール)
■「いまはむかし、四匹の鬼が…」(大阪・難波屋)
舞:梵玉,踊:デカルコ・マリィ,Cb:木内健弘,三味線:椿紅静月
●第二回 友五郎の会(国立文楽劇場)
●NHKラジオ「邦楽のひととき」 《淀の川瀬》《しょがいな》
◆第2回 娘義太夫豊澤住造一門の会(大阪・高津宮)
■図書館講座じゅずつなぎ「東北の音と糸」(吹田市・千里丘市民センター)
2019
◆娘義太夫豊澤住造一門の会(大阪・高津宮富亭)
■うめだ芸術文化サロン(大阪市立総合生涯学習センター)
■神戸大学のじぎく会
●道頓堀川面舞台
■秋の演芸会(岩手・陸前高田コミュニティホール)
◆パナクティで聴く娘義太夫(奈良・パナクティ)
■青森七夕マルシェ(大阪・なんばスカイオ)
■美付師・濱田久代プロデュース 着物ショー「japon Ukiyo No Kimono Emaki -sakura-」(フランス・ボルドー)
■演奏活動20周年記念公演「津軽のジャワメギ」(大阪・山本能楽堂)
◆女流義太夫演奏会 第三回瑠璃の会(国立文楽劇場小ホール)
■ITAMI MUSIC HOUR(大阪国際空港)
2018
■狂人企画produce「落語と津軽三味線の夕べ」(京都・喫茶フィガロ)
■京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターによる日本伝統音楽デモンストレーション(中国・武漢音楽学院)
■岡崎ワールドミュージックフェスタ2018(京都・妙傳寺)
●道頓堀川面舞台
■演芸会(岩手県陸前高田市・アバッセ高田)
■京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター「伝統芸能×マンガ」展示 ギャラリートーク&ミニライブ
■花まつり(大阪・北御堂)
■東日本大震災チャリティーイベント「東北の音と糸vol.3」(豊中市伝統芸能館)
◆女流義太夫演奏会 第二回瑠璃の会(国立文楽劇場小ホール)
2017
◆関西伝統芸能女流振興会 第一回ましろ会(国立文楽劇場小ホール)
■「着物で楽しむコンサート 都和楽」(ANAクラウンプラザホテル京都)
■「PENDULUM 邦楽 HOUGAKU @ KYOTO GEIDAI」(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター)
■いわて文化振興プロジェクト発会式(盛岡おでってホール)
■「NAMBA発ココロ、オドル。」(大阪タカシマヤ)
■Hani Dallah Ali展 トーク&ライブ(京都・堺町画廊)
■食博覧会(インテックス大阪)
■東日本大震災チャリティーイベント「東北の音と糸 vol.2」(大阪・中之島SPINNING)
■3.11トーク&ライブ ~イラクから東北 響きあう原風景~(京都・堺町画廊)
2016
■「講談と三味線を聴く会~百花繚乱~」(大津市伝統芸能会館)
出演:一龍斎貞鏡(講談),吉村泉(朗読),竹内友美(音曲),万響(津軽三味線)
■長居植物園ガーデンイルミネーション
●舞の会-京阪の座敷舞-(国立劇場)
■浄厳院秋季法要(滋賀・浄厳院)
●北京大学と京都大学の学生交流イベント「PUKU」(京都大学)
2015
■長居植物園ガーデンイルミネーション
●道頓堀リバーパレード
■大阪くらしの今昔館
■お城クラシック(和歌山城)
■音楽の祭日 in みんぱく(国立民族学博物館)
■びわこジャズフェスティバル
■肥田亭 三味線ライブ(木曽福島・肥田亭)
■和のしらべコンサート(大阪・弁天町ORC200生涯学習センター)
2014
■津軽三味線と津軽こぎん刺しのワークショップ「東北の音と糸」(京都・粉屋アカピーノ)
■大阪くらしの今昔館
■かわちながの世界民族音楽祭(大阪・河内長野ラブリーホール)
■「NAMBA発ココロ、オドル。」(大阪タカシマヤ)
■文化庁主催「集まれ!次世代の表現者たち」(東京・渋谷区総合文化センター大和田 伝承ホール)
2013
■大阪くらしの今昔館
■服部天神夏祭
■大阪国際空港ライブ
■映画「KENZOKU」(大内千里監督)で舞踏家・吉本大輔と共演
■食博覧会ふるさとステージ(インテックス大阪)
2012
■文化庁主催「集まれ!次世代の表現者たち」(東京・江戸深川資料館)
■大阪国際空港ライブ
■大阪くらしの今昔館
■梅まつり(万博公園日本庭園)
■民謡SONIC(東京・江戸東京博物館)
2011
■文化庁主催「集まれ!次世代の表現者たち」(東京・国立音楽パラダイスホール)
■伊根町音楽フェスティバル
■大阪くらしの今昔館
■万燈会(兵庫県・伽耶院)
2010
■凡場祭(池田駅前てるてる広場)に殺陣パフォーマンス集団「斬!」で出演
■大阪くらしの今昔館
●古典を楽しむ会(大阪歴史博物館ホール)
■春のEN(大阪・高津宮絵馬殿) 藤崎小梅の独り芝居(武田一度/作・演出)の音楽を担当
2009
■「コトバノイベント」で書家・田面遥華とコラボレーション(大阪・妙徳寺)
■「化楽反応」で舞踏,ディジュリドゥ,パーカッションと即興セッション(箕面・橋本亭)
■大阪くらしの今昔館
■桂座音楽賞(伊豆・修善寺)で岡本綺堂「修禅寺物語」をテーマにした新作上演
■「酒蔵 de Live」(京都・堀野記念館)
共演:永田充(ダルブッカ他),熊澤洋子(バイオリン),牧瀬敏(ダルブッカ他)
■街山荘Last Liveでピアノ・榊原明子と共演(大阪・街山荘)
2008
■アートユニットEN主催「音と踊りでほとんど世界一周!! ~最後はやっぱり盆踊り~」(セルシー広場)
■着物ドレスのブランド「蓮音」のファッションショーで音楽を担当(大阪・BIG CAT)
■「Art Dance SAFARI vol.3」にアートユニットEN「道成寺」で参加(大阪・一心寺シアター倶楽)
■帝塚山音楽祭で書・田面遥華とコラボレーション
■扇寿会でアートユニットEN「曽根崎心中道行」を上演(大阪・ワッハホール)
■アートユニットEN「SALOME」(一心寺シアター倶楽)
2007
■神戸大学表現文化研究会「唄との関わりからみる津軽三味線の歴史と特色」(神戸大学)
■法然院コンサート(京都・法然院) 日本舞踊・藤間龍姫久と共演
■中之島まつり(大阪・中之島公園)
■アートユニットEN「DOJYOJI」(大阪・ウィングフィールド)
■守口歴史館コンサート
2006
■アフロ☆ボンLive(香川・元気の種)
出演:天音(Vo),木場大輔(胡弓),三好東曜(Perc.),奥野毅(Perc.),万響(津軽三味線)
■BATI-HOLIC「弥次喜多Groove」(京都府立文化芸術会館)
2005
■太閤大茶会
■BATI-HOLIC石田大成社公演(京都・石田大成社)
■子どもと本のまつり(吹田市立千里図書館)
■JICA神戸ロビーコンサート
2004
■BATI-HOLIC「シマグニビート」(京都・同志社大学寒梅館ハーディーホール)
■BATI-HOLIC「ドンシャカピーポー」(東京・府中の森ふるさとホール)
2003
■「響喜★曼荼羅」(大阪・ミノヤホール)
■音の万華鏡(兵庫県立美術館ミュージアムホール)
2002
■生野W杯カルチャーフェスティバル
■菱屋コンサートシリーズvol.14 猫股密売同盟町家らいぶ(京都・菱屋)
2001
■ADD SHAMISEN CONTEST(青森武道館)
■泉の森クリエイティブコンサート「響喜~民族楽器による古今東西はやりうた~」(泉の森ホール)
■学生邦楽フェスティバル(京都・愛染倉)
■レクチャーコンサート「津軽三味線のふるさとへの旅へようこそ」(神戸大学)
■レクチャーコンサート「しゃみせん音くらべ 歌舞伎の三味線と津軽三味線」(神戸・シルバーカレッジ)
2000
■Voyage vers la Musique(和泉市・久保惣ホール)
■レクチャーコンサート(神戸・しあわせの村)